完全無料で漫画のようなイラストを生成 | 商用利用可

2024年12月16日、「AIいらすとや」などを手掛けるAI Picassoは無料かつ商用利用できる画像生成AI「Emi 3」を公開しました。
具体的に、触って確かめてみましょう。
※ここでは、簡単にデモを使って生成しているため、ローカルでの実装は行っていません。
デモで実行
HuggingFaceを使用して、ノーコードで生成していきます。
※HuggingFaceのアカウントをお持ちでない方は作成してください。
公式サイトでは、
出来がイマイチなので、ローカルで使うことをおすすめします。
と書いてあることに注意です。
- 簡易的なデモで実行していきます。注意点としては、デモ版ではあまり多くの画像を生成できません。デモ画面にアクセスしてください。※ここから飛べます。
2. 作成したい画像のテキストを入力し、実行すると1分ほどで生成してくれます。生成までどれくらいかかるのか表示してくれるのはありがたいですね~。

より細かい、調整を行いたい場合は以下の詳細設定から行うことができます。

ちなみに、デモのソースコードが確認できるみたいです。気になる方はデモのソースコードページを確認してください。縦横サイズ、画像から排除したい要素が設定できるのはうれしいですね。

公式では、
ChatGPTを用いてプロンプトを洗練すると、自分の枠を超えた作品に出会えます。
と書いてあるので、ChatGPTと組み合わせて使ってみると面白いかもしれませんね。
画像の生成結果
プロンプトを「ネオンが輝く未来の街、空を飛ぶ車とロボットたち」と入力してみると、以下の画像が生成されました。

まさに、プロンプト通りに出力されていますね。
詳しく見てみると、文字が書かれていそうな部分はいい感じにぼかされて、よくわからない文字が出力されていなくて最高ですね。
いじわるして、教室の黒板を表示させてみましょう。
「教室で授業を受ける 黒板」と入力すると、

ほとんど文字が入っていないじゃないか!!!
よくよくみると、少し字が含まれていてますが、字を避けて作ってますね!なかなかやりますね~。
もっといじわるして、「教室で国語の授業を受ける 黒板」を入力してみます。

勝ちました!!!
ここまで、来るとさすがに変な文字が大きく出るみたいですね。
それにしても、どの画像も色鮮やかですね~。
なにかの風景に使う際や、人物の画像もアニメーション風に生成してくれるので、アカウントのアイコンなんかに使えるのではないでしょうか?
他にもたくさん使い道がありそうですね。
「いっぱい使いたいよー」という方は有料プランについても簡単に載せています。
有料プラン
2024年12月時点では、有料プランは月額9ドル(約1400円)で以下の特典があります。※ 詳細はこちら
- リポジトリ: 無制限のパブリックリポジトリをアップロード
- Spaces ZeroGPU : 使用クォータが 5 倍になり、GPU キューで最高優先度を獲得
- スペースホスティング: 分散型 A100 ハードウェアを使用した ZeroGPU スペースの作成
- Spaces 開発モード: Spaces の SSH/VS Code サポートによる反復サイクルの高速化
- サーバーレス推論 API : 推論 API の 1 日あたりのレート制限が 20 倍に増加
- データセットビューア: プライベートデータセットで有効化
- ブログ記事: Hugging Faceブログに記事を公開
- ソーシャル投稿: コミュニティと更新情報を共有
- 機能プレビュー: 今後の機能への早期アクセスを独占的に取得
まとめ
めんどくさい認証もいらないですし、実行時間も短かくて画像の質もすごく良いのですが、無料枠だと生成できる画像が少ないようです。
また、今回Google Colab無料版やローカルPCを使って、公式が進めている「ComfyUI」を使って実装してみましたが、どちらもスペックの問題で実行できませんでした。なので、今現在ではだれもが手軽に使えるモデルとは言えませんが、これからの進化を見守っていきたいです。
参考文献

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